JAグループについて

大会長ごあいさつ

大会長ごあいさつ

本日は、第二十六回JA北海道大会を開催いたしましたところ、全道各地から、JAの組合員・役職員の代表、青年部・女性部代表の他、多くの方々のご参加をいただきましたことに、心からお礼申し上げます。

また、北海道知事をはじめ、ご来賓各位には、ご多用のなか、ご臨席を賜り、本大会を盛会裡に開催できますことを、主催者を代表し、心からお礼申し上げる次第でございます。

本年は、夏の長雨と日照不足などの天候不順により、総体的に平年作を下回る厳しい結果となりました。

JAグループ北海道といたしましても、関係団体を含めた「平成二十一年北海道農業団体冷湿害等対策本部」を設置し、北海道と連携して、組合員の営農と生活の安定に向けて諸対応を行っているところであります。

さて、JA北海道大会は、向こう三ヵ年のJAグループ北海道のめざすべき方向を決定し、これを内外に表明するとともに、組合員ならびに役職員の意識の高揚を図り、グループの総力を結集して、決議事項の実践を図ろうとするものであります。

北海道農業は、農家戸数の減少や農業者の高齢化と担い手の不足など、地域農業の構造変化に加え、農地制度改革や食料・農業・農村基本計画の見直し、戸別所得補償制度の導入検討など、農業政策の大転換期を迎えております。

また、WTO農業交渉やEPA・FTA交渉の決着に向けた動きが模索されており、北海道農業はもとより、関連産業、地域経済にも深刻な影響をおよぼすことが危惧されております。

本道の主要農畜産物の多くが高関税で守られており、仮に、関税が撤廃されると本道農業が大きな打撃を受けることは、明らかであります。

このため、JAグループ北海道といたしましては、断固阻止の立場から、今後も、全国のJAグループと連携し、あらゆる対応を図って参る所存であります。

今回の大会は、日本の食料基地北海道を自負するJAグループ北海道として、「北海道農業が保有する潜在能力をフル発揮して、農業者が農業生産に意欲的に取り組むことができるための農業所得の拡大に取り組む」とともに、「JAと組合員の強固な結びつきのもと、多様な事業機能の発揮により、組合員・地域住民のみなさまに利用されるJAづくりに向けて取り組むこと」を提起しております。

具体的には、九つの基本目標を設定しております。その主なものについて述べさせていただきますと、まず、第一に、北海道農業の潜在力を発揮するための農業政策の実現に向けた運動の展開と作目別対策の推進であります。
農業生産の増大による食料自給率の向上と農業所得の拡大のための農業政策の実現に向けて運動を展開するとともに、他産業並みの農業所得を確保するための作目別対策を推進します。

つぎに、「食」と「農」の大切さを発信する活動の展開であります。
農業が果たす役割や重要性、命と健康をささえる食の大切さを伝えるため、食農教育に取り組むとともに、テレビ・ラジオ・インターネット等の媒体を利用した情報発信に取り組みます。

第三に、担い手の確保・育成と営農支援機能の強化、ならびに食の安全・安心確保対策の推進であります。
担い手の確保・育成に向けて、新規就農者等の就農環境整備や農業法人の設立・運営支援に取り組むとともに、道産農畜産物に対する消費者の支持と信頼を得るために、安全・安心な農畜産物の生産に取り組みます。

第四に、JAの組織基盤の強化ならびに JAらしい経営スタイルの確立と健全経営の実践であります。
組合員の世代交代による価値観の変化などにより、正組合員とJAの関係の希薄化が見られることから、その結びつきを強めることをはじめとした、JAの組織基盤の強化に取り組むとともに、総合事業の機能発揮と健全経営に取り組みます。
また、事業機能が十分に発揮できず、財務基盤が脆弱なため、急激な環境変化に対する耐久性が乏しいと看做されるJAは、合併によりその強化を図ります。

最後に、活力ある職場づくりの取り組みであります。
JAの活動をささえるのは組合員であり、また、役職員です。特に、職員については、事業をはじめJA活動の推進などの重要な役割を担っていることから、人材育成の基本方針にもとづき、職員が生きがいと働きがいをもてる職場づくりに取り組みます。

本日の大会は、「協同の力で築く『あすの食をささえる北海道農業』」を主題として掲げております。
これは、北海道農業とJAを巡る環境が大転換期を迎える中で、組合員がJA運動の主人公であることを再確認し、わが国のあすの食をささえる北海道農業の潜在能力のフル発揮と農業者が意欲を持てる農業所得の拡大に向けて、JAグループ北海道がその総力をあげて支援を行うとともに、JAと組合員の強固な結びつきのもと、多様な事業機能の発揮により組合員・地域住民に利用されるJAづくりに取り組むことを念頭においております。

大会議案につきましては、道連合会の副会長、各地区組合長会の会長、農協青年部、JA女性部の代表で構成された議案審議委員会において協議のうえ、各JAでの組織協議を経て十月の中央会理事会で決定いたしました。
この議案審議経過を踏まえ、今回の大会には、三つの決議案を提案しております。

一つ目は、北海道農業の振興に関する提案として
『北海道農業の潜在能力のフル発揮への挑戦』に関する決議案

二つ目は、JAグループ北海道の組織・事業運営に関する提案として、
『協同と信頼の絆で築く新時代のJA』に関する決議案であります。

また、特別決議案として、『JAグループ北海道への結集に関する特別決議』を提案しております。
これら大会決議案については、後ほど議案審議委員長より提案趣旨などをご説明申し上げた後、JAの代表者より意見表明をいただくことになっております。

また、北海道農業やJAグループに対する道民の一層の理解促進を図るために、『道民のみなさんへのメッセージ』を発信することにしております。

大会決議は、JAグループ北海道が、総力をあげて取り組み、具体的な成果をあげることが求められております。

このため、今回の大会も前回に引き続き、「実践の大会」と位置付け、決議事項については、各JA・中央会・連合会がそれぞれの立場に応じて目標を設定し、責任を持って実践することとしておりますので、今後の取り組みをお願い致します。
最後になりますが、本日の大会が今後の北海道農業とJAグループ北海道にとって、多いに意義ある大会になるとともに、全道の組合員の皆さんをはじめ、役職員各位のご健勝をご祈念申し上げ、併せて、ご来賓各位のご支援とご協力を心からお願い申し上げまして、開会の挨拶といたします。

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